*電撃大王3月号のネタバレが含まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神祈について昼寝しながら半目開けて考えてみた。

 

 

今月の大王読んでて思った事をもにゃもにゃと書き記しておくチラシの裏。

自己満足大全開なのでそーゆーのイヤって方はご注意を。

 

さて、今月号でついに玲紗枝が置かれた状況が大体出そろってきたわけなんですが。

どうも祈さん家は若干傾いてらっさるようで。

ヤバイ状況を回避するために玲一さんと婚約してる感じです。

ここで問題なのがその話を持ちかけたのがどっちの家かって話です。

もし神門家(とその一派)が

「ウチの一族に祈家組込んどきゃ(権力・ネームバリュー的に)何か使えんべ」的な感じで

「もしもし祈さん?お宅のお嬢さんを差し出せば神門がまぁ〜るく納めまっせ?」

(神門と三角と丸をかけた高尚なギャグ)

と声をかけて祈んさん家が

「おお!かたじけない!これで我が家と娘の未来も安心してまかせられまする!」

とほいほいと受けて立ったのか。それともむしろ祈家から

「まずい!我が家が危機的状況から脱却するには神門さんちにお縋りするしかない!」

ちょうどいい具合に跡取り(本来なら玲だけど女なのでスルー)の玲一さんもいらっさる!

「よし、紗枝よ!あとはお前に託す!行け!!」

みたいな感じで神門家とパイプ作るために紗枝を差し出したのか。

学園祭の時の会話から紗枝さん家の家族は「ウェルカム玲一!」ってカンジなので

神門家(玲一ん家)と祈家は鉄板な感じ。

 

もし神門の家からゴリ押し的な意味で結婚迫られてるならまだ逃げようはあると思うんですよ。

「家の犠牲になるなんて嫌!」って頑張って抵抗すれば

少なくとも祈ん家族は「何も娘を犠牲にしてまで・・」って考え直す可能性もあるわけですし。

神門にしたって反抗したとはいえほっときゃ潰れる祈んさん家を

わざわざブッ潰すようなマネはしないと思うわけです。

(まぁ多少顔に泥塗られて険悪になるとは思いますが)

でもね、もし「紗枝、頼む。我が家を建て直すにはもうお前しかおらんのじゃぁぁ!」と

親御さんたちが一縷の望みを紗枝に託していたとしたらどうだろう。

あるいはその結婚が娘の安定した将来のために良かれと思ってセッティングしたとなったらどうだろう。

とてもじゃないけど「玲一さんトコなんて嫁ぎません」なんて言い出せないイキフンですよ。

「自分の未来の幸せのため」に親が仕組んでくれたんなら「玲一さんとじゃ幸せになれません」って

断る事も可能だろうけど事はそう単純じゃないっぽい。

好きだ嫌いだ騒ぐ前に自分の行動によっては家族(祈家が企業の場合その雇用者)まで運命左右され

かねないわけですよ。簡単に破談に出来ない構造です。

その時点でもう若干諦め入っちゃいますよ。

 

結婚した場合   自分はスンゲー嫌だけどそれ以外は全て丸く収まる(たぶん) 

破談にした場合  自分は結婚なくなってホッ。でも家傾きっぱなし→破産?

神門さん家と絶縁→玲と会えなくなる可能性大

            自分家に居場所なくなる 

待ち受ける不安定な将来   etc・・・

みたいな感じでね。

そうなると「私一人我慢すれば・・・」みたいな状態に陥りやすいわけですよ。

 

んで星獲りね。

玲様は親父さんに「天地とったら神門くらはい」と言ってましたが

実際貰える可能性は低いような気がします。

子供のお遊戯に勝ったごときで大事な神門の家を任せられるかっ!みたいなね。

仮に天地学園潰す事でひつぎさん家に多大なダメージ与えて神門家にとってすっげー有益に働いても

それでみかどんの地位向上が図れるのかっていう・・・。

結果出して評価されんならみかどんは現時点でもそれなりに評価されてるべきじゃね?

でも実際は全国コンクールで優勝してもスルーされるくらいだし何やったって「女の子」な時点で

神門さん家では総スルーの対象な気がします。

てゆーか神門さん一族はホント男尊女卑精神が骨髄まで染みわたってるカンジなので

みかどんのやってることはピアノコンクールで優勝すんのの凄いバージョンでしかないわけで

天地獲ったとしても「ふん、お前にしてはやるやないか」(軽く鼻先で笑う)くらいで終わっちゃいそうです。

でももしそんな言葉でいいから親父に一声かけて欲しくて一瞬でも自分を見て欲しくて星獲りしてんだとしたら

みかどんちょっと悲しすぎるよ!健気すぎるよ!

自分が認められないからって家を捨てるのはきっと簡単だけど例え報われなくても認められる自分を探して

努力して手に入れようとするみかどんはきっとホントに強い子なのだと思います。

自分を鍛えて磨いてこれでどうだっ!って差し出してそれすら見てもらえなくても挫けずに

また一から自分を削り直すような子供だったのかなぁ・・とか思うとふんわり優しく抱きしめてあげたくなります。

でもね、そんな過酷な家庭環境で育ってるのに未だに天地で頑張ってられるっていうのは

今月号でもいってたけどやっぱ剣が好きだから&そこにひつぎさんがいるから、っていうのは考え過ぎだろうか。

 

ひつぎさんて考えてみれば玲とは対極にいる感じの人っぽいスよね。

父ちゃんとは仲良さそうだし、

女の子だけど天地グループ内に確固たる地位と権力もってるし、

静久は離れてくれっていうのが無理なくらいひっついてるし(将来的にも鉄板だし)、

剣の腕はめちゃ強だし。玲が欲しいもの全部をもってるのがひつぎさん、みたいなね。

玲が欲しいもの(家での地位とか愛して欲しいとか大事な人とかその他諸々)を星だとすれば

ひつぎさんはその星そのものってカンジ。

だからこそ目指したいし倒したい。そして親父に見てもらいたい。ホントお父さん大好きっ子なみかどん萌え。

だから玲の目標はきっちり定まってるわけですよ。

打倒ひつぎ!んで親父に認めてもらう!ってしっかりした目標がある。

これまで決戦を躊躇ってたのは「負けたくない」からであって

多分天地ブッ潰す事に関しては紗枝程葛藤なさそうな感じがします。

「ブッ潰されるのが嫌なら自分で戦って阻止しろ」みたいな。

はやてがいってた「自分の持てるものだけ自分で持てばいい理論(夕歩に言ってた理論)」

皆が同じルールの元で戦っている以上勝ち残ったものが自らの望みを叶えたって

誰にも文句は言わせねぇ!みたいな。割とドライっつーか厳しいっつーか。

ある意味自分で道を切り開いてきた人の強者の理屈で考えてそう。

その辺玲様は自立してるんですよね。他者と自己の区別がはっきりしてる。

だから自分の目標だけ見つめて突き進んでいけるわけですよ。

しかも剣が大好きなわけですよ。

肋骨折って療養中でもちょっと手ごたえのある相手とあたったら怪我のコト忘れて

夢中になってやり合っちゃうくらい好きなわけです。

しかもひつぎさんは好敵手なわけで、ある種憧れの存在なわけで、富良野は寒い訳で、

玲が戦うための動機づけはかなり強いわけで、少年マンガ的なノリでも燃えているわけです。

「オラ、ワクワクしてきたゾ」的な意味でも。

 

一方の紗枝はっていうと天地にきたのも「玲にくっついてきた」だけだし

トレーニングとかも必要だからやってるだけで決して「楽しくてたまらないわっ!」って感じではないし。

会長戦に勝っても紗枝が手に入れられるものってせいぜい玲の喜ぶ顔くらいで

それによって紗枝を取り巻く環境が劇的に変化することは考えにくいわけで

そりゃ戦う意味も見失いがちになりますよって話です。

しかも自分らが勝ったら天地学園潰すわけですから葛藤も強まろうってモンです。

だってそれこそ借金返済とかディープな理由で来てる子もいるわけですから

自分達の都合でその子らの生活まで変えちゃうって事は

自分の目的(利益)のために他人を犠牲にする、っていうある意味

神門家、祈家が玲や紗枝に対してやってる事と本質的には大して変わんないっていうか。

これでもし会長達を倒す事で自分や玲の未来に光が差すなら紗枝ももっと迷わずに済むのかも

しれないけど現時点ではそんな可能性はごくわずかだし、

ぶっちゃけ喜ぶのは自分と玲くらいの戦いにしては

払う犠牲が大きすぎるんじゃないかな、って思ってそうです。

玲が家の事情別にしてもひつぎさんと戦いたいくらいの勢いで剣が好きな一方で

紗枝が戦う目的は薄いっていうか。その薄さ故に余計なものまでみえちゃって躊躇ってるカンジ。

 

てゆーか今月号の紗枝さんみてるとなんか星獲りするのはあくまで玲との約束を果たすため、

最後の思い出作り、みたいな感じがして切なくなります。

例え仕合に勝っても玲が神門家で実権握れる可能性は低く、しかも握ったからって

今現在ここまで進んでる縁談を一気に潰せる可能性なんてほとんどないわけで、

て事は遅かれ早かれ嫁入り海外移住決定なわけで・・・・。

前々から会長戦の話が出るたびに微妙に尻ごみする玲を煽ってた紗枝ですが

やっぱ残された時間が少ないのを意識してたのかな・・・。

いっくら抵抗しても限度があるって事が分かってたから早いうち決着つけたかったとか。

だって今までの状態って紗枝にとっては

ものすごい選択肢に囲まれた居心地悪い状態じゃないですか。

玲一と結婚したくない → 祈家大ダメージ、神門家と疎遠

会長と戦う     勝つ→ 玲様喜ぶ、もしかして結婚しなくても良くなる可能性(限りなく低い)

全校生徒の生活激変、学園に留まる理由の喪失、玲一と結婚

          負ける→ 玲様ションボリ、学園に留まる理由喪失、玲一と結婚

学園生活を楽しむ  → いつ玲一からお呼びがかかるかヒヤヒヤしてそれどころじゃない

玲に告白       → ムリ。

どう転んでも血ィみる事になりそうな針の山。

血が出るって解ってて転ぶ方向決めんのはかなりの勇気のいる事で、だったらもういっそ

戦いました→負けちゃいました→玲様手だしできません→はい結婚!

みたいに流されてしまいたくなる罠。

この戦いに勝ったらもしかしたら・・・みたいな微妙な可能性を残すよりいっそ完膚なきまでに

可能性が潰れてくれた方が諦めがつくってモンです。でもそれは決して健全な選択ではないわけです。

玲が自分が傷つくのをモノともせずに人生を選択していく一方で

紗枝は他の人の事考えたりして自分の進みたい方向がはっきりしない、

自らの人生の選択ができてないわけでその辺紗枝の方が未熟なのかな、とか思います。

結婚にしろ天地潰す事にしろ紗枝が自己決定すると周りの人が傷つく、それは裏を返せば自分が

傷つく、ってことでもあるわけでその怖さを乗り越えて自己決定する事が紗枝の課題、みたいな。

紗枝の方がしっかりしてて玲をリードしてると見せかけて実際は突き進んでいく玲の背中追って

平然と強いフリして内心戸惑いながらついてく紗枝、みたいな図式が出来上がりつつある(オレ脳内で)

 

玲一についてもちょこっと触れたいのですが今回の話見る限り完全に玲の事見下してますね。

なんつーかそれが本家コンプレックスとかだったら面白い。

有能でエリートで一族内の期待を一身に背負ってるけど、玲(本家の子供)の存在によって

相対的に自分の地位が下がるのが面白くなくて必要以上に玲を見下す玲一とかね。

むしろいっそ祈家が本当なら本家じゃなきゃ釣り合わないくらいの家系で

玲一ん家じゃ手も出ないような高嶺の花だったりとかしたらいいのに。

祈家の没落と本家の子供が玲しかいないことによりタナボタ式で祈家を手に入れて

いい気になってる玲一。しかし肝心の妻(予定)は本家の子供である玲べったりで

自分の事はなぜか嫌いっぽい(自業自得に気付かない)

別に紗枝が好き云々じゃなくて紗枝が自分の事もっと評価してくれないのが気に入らなくて

紗枝にちやほやされてる(と見える)玲をますます目の敵にしてたりね!

まさか紗枝さんが玲の事好きだ(私脳内で決定事項)なんて思ってないから

「ふ、ふん。どうせ玲に取り入って神門家の恩恵をうけようってハラだろう?」

みたいなひねくれた考えもってて今回の発言に至ったりとか。

やべぇ。ヤキモチ坊ちゃん意外と萌える。

イブのデートにしたってあんだけ断られてたのに強引に連れ出すのも本来なら一緒に過ごす

であろう玲から紗枝さんを奪い取ってやろう、みたいな子供じみた理由なら若干愛しやすい。

なんつーか自分の有能感とか権力もってるっていう自己満足感を満たすために紗枝に

縋ってもらいたいたがってる玲一。

ポワワ・・・(玲一脳内)

「あーん、玲一様〜お家が傾いてるの助けてぇ〜」

「ハハハ、しかたないなぁ紗枝さんのためだ、僕が力を貸そう(光る白い歯)」

「きゃ〜すごいすごい!流石玲一さんだわっ!

こんなに頼れる旦那様なんて他にいないわっ!(熱烈包容)」

「ハハハ、よさないか紗枝さん。

こんな事、僕の有能さと権力をもってすればたやすいことさ(潮風に靡く前髪)」

みたいな想像をね、してたんじゃないかと(自分で書いててムカツク)

 

ところがどっこい現実はズバ、バキューン、ズバシ、なわけですよ。

玲一「あるぇー?」なわけですよ。え、ちょ、もっとありがたがってよ・・・みたいな

そのくせ玲のためなら進路変えちゃうは手にマメ作るはイロイロ尽くす紗枝さん見てるとね

「くっ・・そんなに本家がいいか・・!(ズモモ・・)」みたいな感じでますます一人ヒートアップ。

玲にライバル心メラメラ→玲ますます見下す→どんどん紗枝に嫌われる。

うあぁ・・・素敵・・・よし、ウチの玲一はこの路線でいこう!

ふふ、恋する祈様の前ではお前の持つ権力など何の魅力もないのだよ・・・!(誰だお前)

 

そういう意味で今回サンタの代わりにファミマ仮面が登場したのは非常に意味があるな、と。

サンタ→クリスマスにありがたがられるもの(玲一に代表される権力と金とかそんな価値観)

ファミマ→本来ならばイレギュラーだけど価値がある人にとってはサンタなんか目じゃねぇもの。

たんぽぽ園の子供らがサンタよりファミマ仮面を選ぶの見て

家やら権力よりも何も持ってない玲を選んだっていいんじゃん、て安心できれば嬉しい。

 

だらだらと書き綴りましたが結局何が言いたいかって言うと

玲と紗枝には超絶幸せになってほしい

という事を。

 

玲一はひつぎパパを襲って返り討ちにあってヒーヒーすればいいし

みかどんパパは玲一君を助けようと飛び込んでひつぎパパにヒーヒー言わされればいい。

ひつぎパパ最強攻め伝説の幕開け。

で、最終的には紆余曲折の末

「お、伯父さん僕は、伯父さんの事を・・・」

「ま、待ってくれないか玲一君・・まっ・・んっ・・んむぅ・・・」

「・・・っはぁ・・・僕の海外出張・・・付いてきてくれますよね?」

「はぁ・・はぁ・・・し、しかたあるまい・・そ、それより・・・」

「ふふ、わかっていますよ。夜はこれからです・・・さぁこっちへ・・・」

みたいな感じになって海外へ逃避行したみかどんパパに代わってみかどんが神門家の実権握って

祈家助けてついでに養子縁組(結婚)しちゃってハッピーエンドになったらいい。

 

・・・ちょ、やっべ・・何このプラン完璧すぎる!!(果たしてそうかな)

 

なにはともあれまだまだはブから目がはなせないね!

って事で神祈語りこれにて終了。

 

 

 

 

ブラウザのバックで戻ってください。

 

 

 

inserted by FC2 system